ブリテン島東岸で上陸 中央にあるとんがり岩の近く

発見物情報
補足
目の詰まった硬い木でかまどで7回燃やしても燃え尽きないといわれる。木工細工によく用いられる。秋になると美しく紅葉する。
考察
「七度かまどに入れても燃え残る」。ナナカマドという和名については、そんな木の燃えにくさに結びつけた由来がよく知られている。ただし、文字どおり七回燃やしても燃えない木という意味ではなく、名前の由来には諸説がある。材は硬く緻密で、かつては器具や細工物などにも利用された。ゲーム内説明は、こうした材質の印象と昔から伝わる名前の由来をうまく組み合わせたものだろう。
ブリテン島に自生する近縁種として代表的なのが、英語で「rowan」と呼ばれるセイヨウナナカマドである。ヨーロッパから西アジアに広く分布し、イギリスでは冷涼な地域や高地でも見られる。春から初夏には白い小花をまとまって咲かせ、秋になると赤や橙色の実を房状につける。葉も秋には赤や黄へ色づき、実と紅葉が重なる季節には遠くからでも目につく木になる。
英国やアイルランドでは、rowanは魔除けや災いを遠ざける木として古くから伝承にも登場した。家の近くや墓地に植えられることもあり、単なる森林の一樹種にとどまらない存在だったという。地図では「大きな木」とだけ示されているが、実際に探すなら高さ以上に、秋の鮮やかな実と葉の色が手掛かりになりそうだ。ブリテン島という発見場所には、そんな土地の植物相と民間伝承の両方が重なっている。
