補足
インドの東に広がる広大な湾。ガンジス川をはじめ、大河がいくつも流れ込んでいる。沿岸には天然の良港がいくつもある。
考察
ベンガル湾は、インド亜大陸の東側に広がるインド洋北東部の大きな湾で、西をインド、北をバングラデシュ、東をミャンマーやアンダマン・ニコバル諸島などに囲まれる。北部にはガンジス川・ブラマプトラ川・メグナ川の巨大な水系が流れ込み、さらに東側からも大河川が大量の淡水と土砂を運び込む。そのため湾北部には広大なデルタが形成され、海水の塩分や海底地形にも河川の影響が強く現れる。
この海域の環境を大きく左右するのがモンスーンである。夏には強い季節風と大量の降雨によって河川流量が増え、海面近くには塩分の低い水が広がる。一方、ベンガル湾は熱帯低気圧が発達しやすい海域でもあり、特にモンスーン前後には強いサイクロンが沿岸部を襲うことがある。湾の奥へ向かって陸地に囲まれる地形も、高潮による被害を大きくする要因となってきた。
『大航海時代 Online』の依頼では、川が流れ込む湾奥を重点的に調べるよう求められる。これは地理的にも理にかなっており、大河川から運ばれる膨大な土砂は河口や沿岸の浅瀬を変化させ、航海上の危険につながる。豊かな港と交易路を支える海である一方、季節風、大河川、サイクロンが複雑に重なるベンガル湾は、正確な地理情報が航海の安全に直結する海域でもある。

