補足
北米大陸に位置する、石灰岩の洞窟群。その全長は500kmをゆうに超える。石灰岩の層の上にはさらに砂岩の層が重なっており、非常に頑丈な洞窟である。
考察
マンモス・ケーブは、現在のアメリカ・ケンタッキー州に広がる巨大な石灰岩洞窟群である。調査済みの洞窟通路は現在680kmを超え、世界最長の既知の洞窟系として知られている。しかも全容はいまだ明らかになっておらず、現在も新しい通路の測量が続けられている。名称の「マンモス」は動物のマンモスに由来するのではなく、洞窟内の巨大な空間を表した呼び名である。
洞窟を形成する主な岩石は、約3億3000万年前の浅い海で堆積した石灰岩である。長い年月をかけて地下水が石灰岩を溶かし、地下河川や巨大な空洞を含む複雑な洞窟網を作り上げた。さらに尾根の上部には水を通しにくい砂岩層が重なっており、これが一部の洞窟を浸食から守る屋根の役割を果たしている。ゲーム内説明の「石灰岩の上に砂岩が重なる」という特徴は、実際の地質とよく一致している。
この洞窟には人間との長い関わりもある。先住民は約5000年前には洞窟へ入り、鉱物を採取するなど内部を利用していた。その後も探検が続き、1972年には別々に調査されていた洞窟系が連結されたことで、一気に世界最長の洞窟として知られるようになった。巨大さだけでなく、地質形成、人間による利用、現在も終わらない探検という三つの時間が重なっていることが、マンモス・ケーブの大きな魅力である。

