補足
太平洋のほぼ中心にある島群の中で、最大の広さを持つ島。火山活動が活発で、島の大半は溶岩が凝結した土地から成る。
考察
ハワイ島はハワイ諸島の南東端に位置し、諸島の中で最大の面積を持つ島である。島はコハラ、マウナ・ケア、フアラライ、マウナ・ロア、キラウエアという五つの火山が重なり合って形成されている。これらはいずれも太平洋プレートがハワイ・ホットスポットの上を移動する過程で生まれた火山で、ハワイ諸島が北西から南東へ向かうほど新しくなる地質的な特徴をよく示している。
島を構成する岩石の大部分は火山活動によって生じたもので、とくに若いマウナ・ロアやキラウエアの周辺には比較的新しい溶岩流が広く分布する。マウナ・ロアは地球上でも最大級の活火山で、キラウエアも現在まで活動を続けている。一方、北部のコハラははるかに古く、長い浸食によって深い谷が刻まれている。同じ島の中でも火山の年代によって地形が大きく異なる点が特徴である。
ハワイ島は単に「火山の島」というだけでなく、現在も島そのものが形成され続けている場所でもある。溶岩が地表を覆って新しい土地をつくる一方、雨や河川、波浪によって古い地形は削られていく。火山活動による成長と浸食が同時に進む姿は、ハワイ諸島の成り立ちを現在進行形で見ることができる例といえる。旧来の説明にある「島の大半が溶岩が凝結した土地」という表現も、大筋ではこの地質的特徴を捉えている。

