見つける前に消えていく

気象・現象の発見が、なかなか難しい。

洋上を航海していると「この海域で気象・現象が発生している」というメッセージが出る。
よし、行くか。
そう思って進路を変える。

ところが、向かっている途中で消える。

わりと消える。
というか、かなりの確率で消える。

せっかく向かったのに何もない海だけが残っていて、
「さっきまでここにいたんですけどね」みたいな顔をされても困る。

それだけならまだいい。

一番つらいのは、気象・現象へ向かうために回航を切ってしまうことだったりする。

回航中なら放っておけば目的地まで連れていってくれるのに、
気象・現象の知らせを見つけると、つい途中下車してしまう。

そして消える。

こうなると、そこから先は自走である。

もともとの目的地が近ければ、そのまま走ればいい。
でも遠いとかなり困る。

回航に戻すために、どこか寄れそうな街を探して進路変更。
結果として、気象・現象は見つからない。
目的地からも遠ざかる。

何をしに来たのか、だんだん分からなくなってくる。

もちろん、うまく間に合って発見できたときはうれしい。
突然現れる現象を探すという仕組み自体は、航海している感じがあって嫌いではない。

ただし。

せめてもう少しだけ、待っていてほしい。

こっちは回航まで切って向かっているので。

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