ヴァン・ディーメンズ・ランド

『ヴァン・ディーメンズ・ランド』を発見したゲーム画面

発見物情報

補足

オーストラリア南東部の南にある島。この島を発見したタスマンは当時の東インド会社総督ヴァン・ディーメンにちなみ、この名をつけた。この島でしか見られない動物が多いため、生物学者には垂涎の土地である。

考察

ヴァン・ディーメンズ・ランドは、現在のタスマニア島にかつて用いられていた名称である。1642年、オランダ東インド会社の航海者アベル・タスマンが島の西岸をヨーロッパ人として初めて確認し、当時のオランダ領東インド総督アントニー・ファン・ディーメンにちなみ「ヴァン・ディーメンズ・ランド」と名付けた。タスマンはその後ニュージーランドやトンガ方面へ航海し、南太平洋の地理認識を大きく広げることになった。

この名称はその後200年以上使われ、イギリス植民地時代にも正式名称として残った。しかし流刑植民地としての印象が強く結びつくようになり、19世紀には「Tasmania」という呼称が次第に広まった。1854年に改称を求める動きが議会で進み、1856年1月1日に正式に「Tasmania」へ変更された。現在の島名は、最初にこの地を記録したタスマン自身の名に由来している。

タスマニアは長く本土から隔てられてきたため、独特の生物相を持つことでも知られる。代表的なのがタスマニアデビルで、化石記録ではかつてオーストラリア本土にも生息していたが、現在野生個体はタスマニアに限られる。とはいえ、旧来の説明にある「この島でしか見られない動物が多い」はやや大ざっぱで、すべてが島固有という意味ではない。隔離された島として、固有種や地域固有の系統を多く残していることが、自然史上の大きな特徴である。

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