アフリカ北西岸で上陸 北東の隅

発見物情報
補足
古くから埋葬に使われた木の棺。直方体の物から、人の形に加工した、手の込んだ物までさまざまである。
考察
木の棺は、古代の埋葬で広く用いられた代表的な葬送具の一つである。とくに古代エジプトでは、遺体を納めるために木製の棺が長く使われ、時代によって形や装飾が大きく変化した。古王国・中王国期には直方体に近い箱形の棺が一般的で、側面や蓋には死者の名や供物、来世での再生を願う呪文などが記された。
中王国期になると、箱形の棺の内側に人の姿をかたどった人型棺が納められる例も現れる。人型棺はやがて新王国期以降に広く用いられるようになり、顔やかつら、装身具、神々の姿、葬送文書などが色鮮やかに描かれた。木材の種類や仕上げにも差があり、在来材を用いた比較的簡素な棺から、輸入された高価な木材や金箔を使った豪華なものまで、被葬者の身分や財力によって大きな違いがあった。
ゲーム内の説明にある「直方体の物から、人の形に加工した手の込んだ物までさまざま」という内容は大筋で正しい。ただし、それらが同じ時代に一様に使われたわけではなく、棺の形態は時代とともに変化している。木の棺は単なる遺体の容器ではなく、死者を守り、来世での再生を助ける宗教的な意味を持った重要な葬送具だった。
