ガリレイのリュート

『ガリレイのリュート』を発見したゲーム画面

クエストシリーズ「楽器」#2

発見物情報

補足

ガリレオの父、ヴィンチェンツォはリュート奏者として、彼独特の音楽理論を展開させていたという。不協和音すら操るという、彼のリュートはごく普通の物にも見えるが…。

考察

ガリレオ・ガリレイの父ヴィンチェンツォ・ガリレイは、16世紀イタリアを代表するリュート奏者・作曲家であると同時に、音楽理論家でもあった。1569年にはリュート奏法とタブラチュアを扱った『フロニモ』を出版し、演奏家としての経験と理論研究を結びつけていた。後にはフィレンツェの知識人たちと古代ギリシャ音楽の研究を進め、当時主流だった複雑な多声音楽に批判的な立場を取るようになる。

1581年の『古代音楽と現代音楽の対話』では、師であったジョゼッフォ・ツァルリーノの音律理論を批判し、音程や協和・不協和について具体的な検討を行った。ヴィンチェンツォは弦の長さだけでなく、張力や材質によって音高が変化することにも注目し、実際の弦を用いた検証を重ねていたとされる。こうした姿勢は、音楽を抽象的な比例だけでなく、耳と実験によって確かめようとするものだった。

ゲーム内の説明にある「独特の音楽理論を展開させていた」という点は妥当で、「不協和音すら操る」という表現にも一定の背景がある。ただし、ヴィンチェンツォが不協和音そのものを特別な技法として発明したわけではない。彼はむしろ、同時代の対位法で用いられる協和音・不協和音を分析し、それらが言葉や感情表現にどう作用するかを論じていた。発見物のリュートは、演奏家と理論家という彼の二つの顔を象徴する品と見るのが自然である。

この発見物を入手できるクエスト

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