発見物情報
- 発見場所ヴェネツィア、ヨーロッパ東部
- 必要スキル探索 Lv4・美術 Lv6・フランス語
- 冒険経験値340
- 発見時の報酬依頼斡旋書x5 (アイテム)
- 初回発見日2026年9月6日
- 最終確認日2026年9月6日
補足
古代ローマの建築家であるウィトルウィウスが示した人体の比率をダ・ヴィンチが再考察し、図式化したもの。ダ・ヴィンチはこの図によって人物をより写実的に描こうとしたという。
考察
《ウィトルウィウス的人体図》は、レオナルド・ダ・ヴィンチがミラノ滞在期の1490年頃に描いたと考えられる人体比例の研究図で、現在はヴェネツィアのアカデミア美術館に所蔵されている。円と正方形の中に、腕や脚の位置を変えた裸体の男性を重ねて描き、人体の各部がどのような比例関係を持つかを視覚化している。
名称の由来となったのは、古代ローマの建築家ウィトルウィウスが『建築について』で述べた、理想的な人体比例の考え方である。ただし現在では、レオナルドが単純にその記述を図解したわけではなく、レオン・バッティスタ・アルベルティやユークリッドの思想も踏まえながら、独自に人体の寸法を検討していたことが指摘されている。アカデミア美術館も、実際の比例の一部がウィトルウィウスの記述とは一致しないと説明している。
円と正方形は、ルネサンス以前から天と地、完全性や秩序を象徴する図形として用いられてきた。そこへ人体を収めたこの図は、単なるデッサン研究を超え、人間の身体と建築、さらに宇宙の秩序までを結びつけようとするルネサンス的な発想を象徴する作品となった。
『大航海時代 Online』では「ウィトルウィウス的人体図」として発見するが、実物をたどると、これは写実的な人物画のためだけの研究ではない。人体を測り、幾何学で表し、その背後にある秩序を探ろうとしたレオナルドの芸術と科学が交差する一枚なのである。

