補足
銀は金属の中でも特に白く輝くものだが、この燭台はひときわ白く輝いている。銀に混ぜる金属の種類と割合に秘密があるというが、解明することはできないだろう…。
考察
銀はもともと白い金属光沢をもつため、燭台のように光を受ける器物では、その明るさがよく目立つ。中世から近世にかけて、銀や銀鍍金は教会用具や食器、燭台などに広く使われ、実際に15世紀の銀製燭台も現存している。祭壇用の道具として銀が選ばれたのは、加工しやすさだけでなく、清浄さや高貴さを感じさせる見た目も大きかったのだろう。
ただし、銀は放置しても白い輝きを保ち続けるわけではない。空気中の硫黄化合物と反応すると表面に硫化銀が生じ、黄色や青紫を経て黒く変色していく。純銀より、銅を加えたスターリングシルバーの方が変色しやすいことも知られている。そのため、ひときわ白く見える銀器があったとしても、必ずしも特殊な配合だけで説明できるわけではなく、純度、表面仕上げ、研磨状態、保存環境なども見た目に大きく影響する。
ゲーム内の説明では、銀に混ぜた金属の種類と割合に秘密があるとされているが、特定の「白銀の燭台」に対応する実在品や、特別な白さを生む謎の銀合金は確認できなかった。むしろ、銀そのものが本来かなり白く明るい金属であり、変色を抑えて良好な表面状態を保つことが、輝きを維持するうえでは重要になる。

