黄金の棺

木製の机に広げた宝の地図とコンパス

カイロの西対岸で上陸 ギザ地方にある遺跡の中

発見物情報

補足

黄金造りの棺。古代の王族や貴族のものと思われる。みごとな装飾から、埋葬者の権力の大きさがわかる。

考察

古代エジプトでは、王族や高位の人物の埋葬に豪華な棺が用いられ、表面を金箔で覆った木棺や、金を多用した人形棺も作られた。金は腐食しにくく、太陽神ラーや神々の肉体と結びつく特別な素材と考えられていたため、死者の再生や神聖性を示す装飾として葬送具に多く用いられた。身分の高い被葬者ほど、金、彩色、ガラス、半貴石などを組み合わせた精緻な棺を用いる例が見られる。

ただし、「黄金の棺」が常に純金製だったわけではない。古代エジプトの豪華な棺の多くは木製で、その表面に金箔や金板を施したものだった。一方、例外的に大量の金を使った王棺もあり、ツタンカーメンの最内棺は純金製としてよく知られる。つまり、金をふんだんに使った棺そのものは実在するが、一般的な王族や貴族の棺まで純金だったと考えるのは行き過ぎである。

ゲーム内の説明にある「みごとな装飾から埋葬者の権力の大きさがわかる」という点は妥当である。豪華な葬送品は富や地位を示すだけでなく、死後の再生を願う宗教観とも結びついていた。ただし、この発見物が特定の実在人物や既知の棺を指す根拠は見つからず、古代エジプトの王侯墓に見られる豪華な金装飾棺をまとめて象徴化した発見物と考えるのがよさそうである。

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