北西、夜

補足
月の出、月の入りの際に、月の周囲に光の柱のようなものが見える現象。太陽柱とは異なり、光の形状は楕円に近い。月の光が強くなる半月以上のときに観測されることが多い。
考察
月柱は、月の光が大気中の氷晶に反射して、月の上下へ縦長の光の柱が伸びて見える大気光学現象である。仕組みは太陽柱とほぼ同じで、板状の六角形氷晶が空中を落下する際、広い面を地面とほぼ平行に保つことで鏡のように月光を反射する。多数の氷晶から届く反射光が視線上で重なり、実際には存在しない一本の柱として見える。月そのものから光の筋が伸びているわけではない。
現れやすいのは月が地平線近くにある月の出や月の入りの時間帯で、低温時の細氷や上空の巻雲・巻層雲などに適した氷晶があることも重要になる。月光は太陽光より弱いため、満月に近い明るい月ほど肉眼では見つけやすくなるが、「半月以上でなければ発生しない」という現象ではない。十分な光量と氷晶の条件がそろえば月齢そのものが発生の条件になるわけではなく、暗い月では単に見えにくくなる。
ゲーム内の説明では、月柱を太陽柱とは異なる楕円状の光としているが、公的な気象資料ではどちらも同じ光柱の仲間として説明されている。氷晶の高さ、形、傾きなどによって柱の長さや幅、輪郭は変化するものの、「月柱だけが楕円形」という明確な区別は確認できない。発生原理は太陽柱と共通しており、光源が月であることによって、より淡く幻想的な姿を見せる現象である。
