兵士の群像

木製の机に広げた宝の地図とコンパス

エジプト北岸で上陸 北西のほう

発見物情報

  • 発見場所エジプト北岸、ヨーロッパ東部
  • 入手都市リスボン
  • 地図名銅細工の地図
  • 必要スキル探索 Lv5・考古学 Lv5
  • 冒険経験値75
  • 初回発見日2026年10月4日
  • 最終確認日2026年10月4日

補足

ビブロスのオベリスク神殿から出土した、青銅製の兵士像。エジプトからの贈呈品と思われる。エジプトは、ミイラ作成や建材用にレバノン杉を輸入しており、大量の供物をしてビブロス王の機嫌をとっていたという。

考察

ビブロスのオベリスク神殿からは、青銅や銅合金で作られた小型の男性像が多数出土している。歩く姿や武器を持つ姿で表されたものもあり、見た目だけなら兵士像と呼びたくなるが、研究上は必ずしも軍人を表した像とは限らない。メトロポリタン美術館は、これらを神殿に奉納された像とみなし、豊穣や守護の力を持つ神レシェフを表した可能性も示している。つまり「兵士の群像」という発見物名は、実物の外見を分かりやすくまとめたゲーム側の呼び方と見た方がよい。

さらに重要なのは、これらがエジプトから贈られた品だと断定できない点である。短い腰衣や正面性、特徴的な頭飾りにはエジプト美術の影響が見られるものの、造形そのものはビブロス周辺で制作されたとみられている。ビブロスとエジプトの関係が非常に深かったことは確かで、レバノン杉は船、神殿や宮殿の屋根、家具、石棺などに利用され、杉油もミイラ作りに関係した。エジプト製品がビブロスへもたらされた例も多く、交易と外交の結びつきは長期にわたった。

したがって、ゲーム内の「エジプトからの贈呈品」という説明は少し踏み込みすぎている。一方で、ビブロスが杉材を通じてエジプトと強く結ばれ、その交流の中でエジプト的な意匠が現地工芸へ取り込まれたという大きな流れは史実とよく合う。実物は、贈り物そのものというより、両地域の交流が現地の信仰と工芸に反映された遺物と見る方がしっくりくる。

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