ジンバブエ遺跡

『ジンバブエ遺跡』を発見したゲーム画面

発見物情報

補足

アフリカ南方にある、石造の建造物群。ショナ語で「石の家」という意味で、モノモタパ王国の都であった。アフリカで石造建築物を持つ文化は珍しい。

考察

ジンバブエ遺跡は、現在のジンバブエ南東部に残るグレート・ジンバブエを指す。11世紀ごろから発展し、14世紀には金を産出する高原地帯を背景に大きな勢力の中心となった。丘の上の「ヒル・ルインズ」、巨大な石壁で囲まれた「グレート・エンクロージャー」、谷間に広がる居住区などから構成され、最盛期には1万人を超える人口を抱えていたとされる。特徴的なのは、モルタルを使わず花崗岩を積み上げた精巧な石造建築である。

遺跡からは中国やペルシャの陶磁器、ガラス玉、キルワの貨幣なども見つかっている。これはグレート・ジンバブエが孤立した内陸都市ではなく、金や象牙などを介してインド洋交易圏と結びついていたことを示している。ショナ語の「Zimbabwe」は「石の家」を意味するとされ、現在の国名ジンバブエもこの遺跡に由来する。石造建築は王や有力者の権威を示す役割も担い、周辺には同系統の石壁遺構が数多く残されている。

一方、ゲーム内の説明にある「モノモタパ王国の都」という表現は、そのまま受け取ると少し注意が必要だ。グレート・ジンバブエは15世紀半ばごろに衰退・放棄され、その後に地域の政治勢力が再編されてムタパ王国などが台頭した。両者には歴史的なつながりがあるものの、グレート・ジンバブエを単純にムタパ王国の首都とするより、ムタパ成立以前の有力国家の中心都市として捉える方が現在の研究に近い。

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