クエスト二部作「クセルクセス1世」#1
発見物情報
補足
クセルクセス1世は、アケメネス朝ペルシャの王。ダレイオス1世の息子で、ペルセポリスの建造を引き継いで行った。
考察
クセルクセス1世は、紀元前486年に父ダレイオス1世の後を継いだアケメネス朝の王である。ギリシャへの大遠征で知られる一方、ペルセポリスの造営を大きく進めた王でもあった。ダレイオスが着手したアパダナを完成させ、諸国の門や自身の宮殿ハディシュなどを建設し、父が築き始めた王都を帝国の威容を示す巨大な舞台へと発展させている。
ペルセポリスにはクセルクセスの姿も数多く残る。ただし、それらの中心は独立した立像ではなく、宮殿の扉口や階段などに刻まれたレリーフである。王が従者を伴って歩く姿や、王座に座る姿などが表現され、碑文によってクセルクセスと確認できる例もある。アパダナの浮彫では帝国各地の使節が貢物を携えて進む姿が描かれ、個人の肖像というより、王を頂点とする広大な帝国の秩序そのものを視覚化する役割を担っていた。
一方、「クセルクセス1世の石像」という名称にそのまま対応する著名な現存石像は確認しにくい。古代史料には、アレクサンドロス軍がペルセポリスでクセルクセスの大きな像を倒したという伝承が残るものの、アケメネス朝の丸彫り彫刻そのものは資料が限られている。したがってゲームの発見物は、ペルセポリスに実在するクセルクセスの王像表現や、古代に存在したと伝えられる王像をもとに構成されたものと見るのがよさそうだ。

