台湾島南東岸で上陸 北東の掘立小屋近く

発見物情報
補足
読みは「ゼーランディアじょうず」。熱蘭遮城を俯瞰して描いたと思われる絵図。誰が描いたものなのかは不明だが、きれいな状態で保存されていたようだ。
考察
熱蘭遮城図は、現在の台南・安平に築かれた熱蘭遮城、すなわちフォート・ゼーランディアを描いた図と考えられる。熱蘭遮城は1624年にオランダ東インド会社によって築かれ、台湾統治の中心であると同時に、東アジア交易の重要拠点でもあった。城は内城と外城から構成され、防衛施設だけでなく行政、居住、倉庫など多くの機能を備えていた。
興味深いのは、実際に「熱蘭遮城図」と呼べる歴史図像が残っていることだ。国立台湾歴史博物館には1629年ごろの作とされる〈熱蘭遮城図〉があり、城郭と周辺水域、そこを航行する船舶が描かれている。作者は不詳で、ゲーム内の説明にある「誰が描いたものなのかは不明」という点ともよく重なる。保存状態についても現存資料は比較的良好で、図像から当時の城の位置関係や外観を知る手がかりになる。
ただし、ゲーム内では「俯瞰して描いた絵図」とされているが、現存する歴史図は現代的な正確な鳥瞰図というより、城と周辺環境を視覚的に把握できるよう構成された歴史図像として見る方がよい。熱蘭遮城そのものは1661年から翌年にかけて鄭成功軍に包囲され、その後は安平鎮と改称された。現在は多くの部分が失われているため、こうした古図は、かつての城の姿を伝える重要な資料となっている。
