カリグラ帝の大理石像

『カリグラ帝の大理石像』を発見したゲーム画面

発見物情報

  • 発見場所ヤッファ、ヤッファ南東、ヨーロッパ東部
  • 必要スキル探索 Lv1・考古学 Lv1・イタリア語
  • 冒険経験値50
  • 発見時の報酬暴君のオーブ 運用+1 (装備品)
  • 初回発見日2026年10月12日
  • 最終確認日2026年10月12日

補足

古代ローマのカリグラ帝の大理石像。カリグラという名は、本名ではない。史上1、2位を争うような暴君であったという。

考察

カリグラは本名をガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスといい、37年から41年までローマ皇帝を務めた。「カリグラ」は本名ではなく、幼少期に父ゲルマニクスの軍営で小型の軍靴を身につけていたことから付いた「小さな軍靴」を意味する愛称である。後世には残虐で常軌を逸した暴君として知られるが、その人物像の多くは彼の死後に書かれた史料に依存しており、「史上屈指の暴君」という評価をそのまま客観的事実として扱うには注意が必要である。

一方、カリグラの肖像彫刻そのものは実在する。現存する大理石像や胸像では、アウグストゥス以来のユリウス=クラウディウス朝の公式肖像様式を受け継ぎ、若々しく整った顔立ちで表現されている。これは個人の実際の容貌をそのまま写すというより、皇帝一族の正統性や連続性を示す政治的イメージだった。現在は白い大理石として見る作品も、本来は彩色されていた可能性が高く、古代の皇帝像は現代の博物館で見る印象よりはるかに生々しい存在だった。

カリグラの死後、多くの肖像が破壊されたり、別の皇帝の顔へ彫り直されたりしたことも分かっている。後継者クラウディウスの時代には公的空間から彼の像が撤去され、現存作品の中にもカリグラ像からアウグストゥスなどへ改刻されたと考えられる例がある。ただし、元老院による正式な「記憶の抹消」が一律に実施されたと単純化するのは避けたい。むしろ、失脚した皇帝の肖像がその時々の政治状況に応じて破壊・再利用されたと見る方が実態に近い。

『大航海時代 Online』では、その像をヤッファ南東で発見する。カリグラ自身はユダヤ地方を統治した皇帝でもあり、40年にはエルサレム神殿へ自らの像を設置させようとしたことで、現地のユダヤ社会と深刻な対立を引き起こした。実際にその神殿像が設置されることはなかったが、皇帝像が単なる肖像ではなく、ローマ支配や皇帝崇拝そのものを象徴し得たことは重要である。ゲームの「遠く離れた土地にあるカリグラ像」という設定は、特定の出土品を直接再現したものと断定はできないものの、ローマ皇帝の肖像が帝国各地へ広がっていた歴史的背景とはよく響き合っている。

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