発見物情報
- 発見場所ヴェネツィア
- 必要スキル探索 Lv6・美術 Lv8・イタリア語
- 冒険経験値624
- 発見時の報酬絵画鑑定術 財宝鑑定+1 (アイテム)
- 初回発見日2026年9月8日
- 最終確認日2026年9月8日
補足
ティツィアーノ作の巨大な祭壇画。まさに天に引き上げられようとするマリアは、それまでの聖母とまったくことなる、生き生きとした生身の女性として描かれている。この絵をきっかけに、ティツィアーノは大成功した。
考察
《聖母被昇天》は、ティツィアーノが1516年から1518年にかけて制作した巨大な祭壇画で、ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の主祭壇を飾っている。1518年5月19日に公開されたこの作品は、聖母マリアが肉体のまま天へ迎えられる「被昇天」を主題とし、完成から500年以上を経た現在も、本来の聖堂空間の中で見ることができる。
画面は大きく三層に分かれる。地上では使徒たちが驚きとともに両腕を伸ばし、その上では赤い衣をまとったマリアが天使たちに囲まれて上昇し、最上部では父なる神が彼女を迎える。静かに祈る従来の聖母像とは異なり、人物たちは大きな身振りと強い感情を示し、鮮烈な赤を中心とした色彩と光が、視線を地上から天上へ一気に導いていく。
公開当時、その表現は大きな驚きをもって迎えられた。フラーリ聖堂も、これほど写実的にマリアの被昇天を表現した作品はそれまで見られなかったとしている。巨大な画面、劇的な構図、色彩によって宗教的な出来事を現実に目の前で起きているかのように描いたこの祭壇画は、若きティツィアーノの評価を大きく高める作品となった。
『大航海時代 Online』では「聖母被昇天(ティツィアーノ)」として発見するが、実物は単なる巨大な宗教画ではない。ヴェネツィア絵画が持つ色彩の力と、人間の感情を大胆に表現したティツィアーノが、自らの名声を決定的なものへ変えていく転換点となった作品なのである。

