発見物情報
- 発見場所ベイルート北
- 必要スキル探索 Lv1・財宝鑑定 Lv2・アラビア語
- 冒険経験値50
- 初回発見日2026年9月8日
- 最終確認日2026年9月8日
補足
ヨハネ騎士団は、十字軍の時代に傷病者を看護する目的で創設された。紋章は八角白十字である。現在も地中海で活動を続けている。
考察
《ヨハネ騎士団長の盾》のヨハネ騎士団は、11世紀後半のエルサレムで巡礼者を助ける施療施設を運営した宗教共同体に起源を持つ。1113年には教皇パスカリス2世によって正式な修道騎士団として認められ、貧者や病人の看護を担う一方、やがて巡礼者や医療施設を守るための軍事的役割も担うようになった。現在一般に「聖ヨハネ騎士団」「ホスピタル騎士団」と呼ばれるのは、この成り立ちによる。
彼らを象徴するのが八つの尖端を持つ白い十字である。この意匠は「聖ヨハネ十字」と呼ばれ、のちに騎士団がマルタ島を拠点としたことから「マルタ十字」の名でも知られるようになった。八つの尖端には、キリスト教の「八つの幸い」や騎士が備えるべき徳を象徴する意味が与えられている。ただし軍旗では、赤地に白いラテン十字が用いられるなど、騎士団の紋章表現は一種類だけではない。
騎士団は1291年に聖地を失った後、キプロスを経て1310年にロードス島へ移り、「ロードス騎士団」と呼ばれるようになる。さらに1530年には神聖ローマ皇帝カール5世からマルタ島を与えられ、以後「マルタ騎士団」の名が定着した。名称は変化しても、同じ組織の歴史が連続しているのである。
『大航海時代 Online』の《ヨハネ騎士団長の盾》は、特定の現存する盾そのものというより、十字軍時代の騎士団を象徴する発見物として見るのが自然だろう。しかもその組織は中世だけの存在ではなく、現在も「マルタ騎士団」として医療・社会・人道支援を続け、世界130か国で活動している。約900年前の施療活動が、形を変えながら現代まで続いているところに、この発見物の面白さがある。

