アフィントンの白馬

『アフィントンの白馬』を発見したゲーム画面

発見物情報

補足

およそ3000年前に描かれたとされる地上絵。長さ110mほど。

考察

アフィントンの白馬は、イングランド南部オックスフォードシャーのホワイトホース・ヒルに残る巨大な地上絵である。尾から耳までの長さは約111m。細長い胴体と大きく伸びた首、鋭角的な脚を持つ独特の姿は、写実的な馬とは異なる強い印象を与える。丘の斜面に描かれているため、近くからでは全体像を捉えにくく、離れた場所や上空から見ることでその形がよく分かる。

地上絵は、斜面の土や草を取り除いて溝を掘り、白いチョーク質の岩石を露出させることで作られた。1990年代に行われた光刺激ルミネッセンス法による年代測定では、紀元前1380年から紀元前550年頃という結果が得られ、青銅器時代後期から鉄器時代初期に成立した可能性が示された。英国に残る同種の地上絵の中でも、特に古いものと考えられている。

誰が何のために制作したのかは明らかになっていない。領域を示す標識、宗教的な象徴、豊穣と結びつく存在など、さまざまな解釈がある。近くには鉄器時代の丘陵要塞アフィントン城も残るが、両者がどのような関係にあったのかは断定できない。また、周辺には聖ジョージの竜退治にまつわる伝承も伝えられている。

この白馬が長い年月を経ても姿を保ってきた背景には、人々による継続的な手入れがある。草や土が広がれば白い線は失われるため、地域の人々はチョークを補い、地上絵を清掃してきた。17世紀以降には、こうした作業に合わせた祭りが催されていた記録も残る。

長年の風化や土壌の移動によって輪郭は少しずつ変化し、近年も考古学的な調査を伴う修復が実施された。アフィントンの白馬は、古代の人々が残した巨大な造形であると同時に、その姿を守り続けてきた後世の人々の営みを伝える史跡でもある。

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