カカドゥの東にある湾の西側に浮かぶ島

発見物情報
補足
オーストラリアの北部にある島。オランダ語で「大きな島」を意味する。その名の通り、カーペンタリア湾に浮かぶ島の中で最大のものである。
考察
グルートアイランド島はオーストラリア北部、カーペンタリア湾西側に位置する島で、同湾最大の島である。東西約50km、南北約60kmに及ぶ大きな島で、ノーザンテリトリー政府の資料ではオーストラリアでも有数の規模を持つ島として扱われている。島の周囲には小島が点在し、現在はビッカートン島などとともにグルート・アーキペラゴを構成している。
島名はオランダ語の古い綴りによる「大きな島」を意味し、17世紀のオランダ航海者アベル・タスマンが1644年にこの名を用いたとされる。後にマシュー・フリンダースも、古いオランダ海図に記された島がこのグルートアイランドであると判断し、その名称を引き継いだ。したがって旧DBの「オランダ語で大きな島」という説明は、そのまま使って問題ない。
島はまた、世界的にも重要なマンガン鉱床で知られる。西部には白亜紀の堆積層に形成された大規模なマンガン鉱床があり、1960年代から採掘が続いている。一方でこの島は、アニンディリャクワの人々が古くから暮らしてきた土地でもあり、現在も言語や儀礼、海と結びついた文化が受け継がれている。「大きな島」という単純な名前の背後に、先住民文化、オランダ航海史、豊かな鉱物資源という異なる歴史が重なっていることが、この島の特徴である。
