南米北西岸で上陸 南東にある沼付近

発見物情報
補足
南米に生息するカエルの一種。青白い体に暗褐色の縞模様が特徴。樹上性で、虫などを食べる。毒を持ち、身の危険を感じた時には、皮膚から白く粘つく毒液を分泌する。
考察
青白い体に暗色の模様が走るジュウジメドクアマガエルは、南米北部の熱帯雨林に生息する樹上性のカエルである。学名はTrachycephalus resinifictrix。英語ではAmazon milk frogとも呼ばれ、目に十字状の黒い模様が見えることが和名の由来とされる。太い四肢と発達した指先を持ち、木の幹や枝、葉の上を移動する生活に適応している。
このカエルを特徴づけるのが、危険を感じたときに皮膚から分泌する白く粘りのある液体である。乳白色に見えることから英名の由来にもなっており、外敵に対する防御として働く。刺激性が強く、人が触れた場合にも皮膚や粘膜に痛みや刺激を生じることがあるため、見た目の美しさとは裏腹に不用意に触れるべき生き物ではない。
樹上生活への適応も興味深く、指先の吸着力は非常に高い。細い枝へ飛び移る際にも、指先だけで体を支えながら着地できることが研究で確認されている。昆虫などの小動物を捕食しながら森林上部で暮らすその姿は、派手な色彩と防御能力だけでなく、樹上という不安定な環境に適応した身体能力にも支えられている。
