ジンジャーリリー

『ジンジャーリリー』を発見したゲーム画面

エイリアス エピソード(「私」と「彼女」)・香水編相関図を見る

発見物情報

補足

夏の終わり頃に白い花を咲かせる植物。
強いがすっきりとした芳香で香料としてもよさそうだ。

考察

ジンジャーリリーは、ショウガ科シュクシャ属の植物に用いられる英語由来の名前である。なかでも白い花と強い芳香を持つ代表種が、学名Hedychium coronarium、日本ではハナシュクシャと呼ばれる多年草だ。ゲーム内の白い花と香りの描写はこの種の特徴によく合うが、学名が示されているわけではないため、同一種と断定することはできない。

ハナシュクシャの原産域はインド亜大陸から中国南部、台湾、東南アジアに及ぶ。地下にはショウガに似た太い根茎があり、そこから葉をつけた茎状の部分を伸ばす。水辺や湿った林縁などに生育し、日当たりのよい場所から半日陰まで、十分な水分が得られる環境を好む。

白い花は蝶が羽を広げたような姿をしている。花弁に見える大きな部分には、花弁状に変化した雄しべが含まれ、中央付近には淡い黄色が差すこともある。花の香りは夜間に強まる傾向があり、夜行性のガなどを引き寄せる働きがあると考えられている。

その芳香は単一の成分によるものではない。花から放出される揮発性物質にはリナロール、β-オシメン、安息香酸メチルなどが含まれ、これらが組み合わさって独特の香りを生み出す。清涼感や甘さの感じ方は人によって異なるが、濃厚な花の香りを持つこと自体は化学分析によって確かめられている。

花や根茎から得られる精油は香料研究の対象となり、香水への利用も知られている。ただし、香りがよいことと、現代の香水産業で大量に使用される主要原料であることは別の話である。観賞用植物としての栽培や芳香を楽しむ利用と、工業的な香料生産は区別して考える必要がある。

日本では江戸時代に導入されたとされ、地域によって夏から秋に花を咲かせる。開花時期は気温や栽培環境によって変わるため、「夏の終わり」という表現はすべての生育地に当てはまるわけではない。季節の移ろいを香りで表現したクエスト名は、花の持つ魅力を巧みに捉えている。

この発見物を入手できるクエスト

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