トマス・アクィナスの神学大全

『トマス・アクィナスの神学大全』を発見したゲーム画面

発見物情報

  • 発見場所ナポリ、ヨーロッパ東部
  • 必要スキル探索 Lv4・宗教学 Lv6・イタリア語
  • 冒険経験値360
  • 発見時の報酬依頼斡旋書x10 ステージ特典により増加 (アイテム)
  • 初回発見日2026年9月5日
  • 最終確認日2026年9月5日

補足

ドミニコ会修道士で神学者のトマス・アクィナスが書いた神学書。当時哲学でのみ論じられていた「理性」で神の存在を証明するという手法で記され、彼の名声を確たるものとした。一方で、その思想を危険視する者もいたという。

考察

『神学大全』は、13世紀のドミニコ会修道士・神学者トマス・アクィナスが晩年に取り組んだ代表作である。1267年頃から執筆され、神、天地創造、人間の行為、徳、キリストなど、キリスト教神学の広大な問題を体系的に論じている。しかしアクィナスは1274年に亡くなり、この大著を自ら完成させることはなかった。

特徴の一つが、信仰と理性を対立するものとして切り離さなかったことである。当時ヨーロッパで再び大きな影響力を持つようになったアリストテレス哲学を取り込み、理性によって考察できる領域と、啓示によって知られる信仰の領域との関係を整理しようとした。神の存在について論じた有名な「五つの道」もその一部で、世界の運動や因果関係など、観察できる事柄から神の存在へと論を進めている。

こうした哲学と神学の結びつきは、当時から無条件に受け入れられたわけではない。アクィナスの死から3年後の1277年、パリでは219の哲学・神学上の命題が禁じられ、その中には彼の思想に関係すると考えられるものも含まれていた。一方、その後アクィナスは1323年に列聖され、その思想はカトリック神学に長く大きな影響を与えることになる。

『大航海時代 Online』では一冊の「宗教遺物」として発見する『神学大全』だが、その中身は中世ヨーロッパにおける「信じること」と「考えること」の関係をめぐる、巨大な知的試みだったのである。

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