ニコラス・クラッツァーの肖像

『ニコラス・クラッツァーの肖像』を発見したゲーム画面

発見物情報

  • 発見場所ヨーロッパ北部、ロンドン
  • 必要スキル探索 Lv2・美術 Lv4
  • 冒険経験値115
  • 発見時の報酬油彩技術の歴史 宗教学+1 (装備品)
  • 初回発見日2026年10月3日
  • 最終確認日2026年10月3日

補足

息子のほうのハンス・ホルバイン作の絵画。極めて写実的な画法が彼の特徴である。モデルのニコラスはイングランドの宮廷に仕えた天文学者で、そのためこの肖像画にも天文学で用いる道具が描かれている。

考察

『ニコラス・クラッツァーの肖像』は、ハンス・ホルバイン(子)が1528年に描いた作品である。モデルのニコラス・クラッツァーはドイツ出身の数学者・天文学者で、1519年からイングランド王ヘンリー8世に仕えた。肖像では42歳のクラッツァーが多面体日時計を制作する姿で描かれ、周囲には定規やコンパス、日時計など数多くの器具が置かれている。職業を示す道具を細かく描き込むことで、人物の知識や専門性まで伝える構成になっている。

ホルバイン自身もドイツ南部のアウクスブルク出身で、1526年にイングランドへ渡った。クラッツァーとは単に画家とモデルという関係ではなく、1527年にはグリニッジで王室行事用の天井装飾を共同制作し、翌年には天文器具の使用法を記した書物でも協力している。肖像に描かれた器具が具体的なのは、ホルバインがクラッツァーの仕事を身近に知っていたこととも無関係ではないだろう。

ゲーム内の説明にある「宮廷に仕えた天文学者」「天文学で用いる道具が描かれている」という点は正確である。ただしクラッツァーは観測を行う天文学者というだけでなく、優れた天文・測量器具の製作者でもあった。画面中央で彼が作っている多面体日時計まで特定されており、この作品は顔立ちの写実性だけでなく、16世紀の宮廷における科学者の仕事そのものを描いた肖像としても興味深い。

この発見物を入手できるクエスト

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