コチンからはるか南の洋上

発見物情報
補足
深海に生息していると思われる、奇妙な姿の魚。ヘビのように細長い体に、とてつもなく大きな口をしている。尾の先は発光するようだ。
考察
細長い体に対して、異様なほど大きく開く口。フクロウナギは深海に生息する魚で、その姿は一般的なウナギとは大きく異なる。学名はEurypharynx pelecanoides。下あごが袋のように大きく広がるため、英語では「ペリカンウナギ」とも呼ばれる。暗い深海では獲物に出会う機会そのものが少なく、大きな口は偶然近づいた生物を逃さず取り込むための特徴と考えられている。
体は非常に細長く、尾へ向かうにつれてさらに細くなる。一般的な魚のような尾びれは目立たず、長く伸びた尾の先端には発光器官があることが知られている。NOAAの資料でも、フクロウナギの仲間では尾端に発光する器官が確認されている。ゲーム内説明にある「尾の先は発光するようだ」という部分は、実際の特徴をかなり正確に捉えている。
深海では太陽光がほとんど届かず、生物発光は獲物を誘ったり、仲間とのやり取りなどに使われる重要な手段となる。ただし、フクロウナギの尾端の光がどのような役割を持つかについては、まだ分からないことも多い。巨大な口、糸のように細い尾、そしてその先に灯る光。普段目にする魚の形から大きく外れた姿は、食料の乏しい深海という環境に適応した結果なのである。
