ベリサリウスの宝剣

『ベリサリウスの宝剣』を発見したゲーム画面

クエストシリーズ「戦史と秘史」#1

発見物情報

補足

東ローマ帝国の皇帝ユスティニアヌス1世の治世に活躍した将軍、ベリサリウスが愛用したという剣。
彼は用兵の才に優れ、少数の騎兵でたびたび勝利を収めたが、晩年は不遇であったと伝えられている。

考察

ベリサリウスはユスティニアヌス1世に仕えた6世紀の将軍で、東ローマ帝国の領土回復戦争を担った中心人物だった。530年にはササン朝とのダラの戦いで勝利し、532年のニカの乱鎮圧にも参加。その後は北アフリカへ派遣され、533~534年にヴァンダル王国を短期間で打倒した。続くゴート戦争ではシチリア、ナポリ、ローマを占領し、540年にはラヴェンナを降伏させている。限られた兵力で大きな成果を挙げた指揮官として、後世まで名将の代表格として語られる理由はこの戦歴にある。

ただ、彼の生涯は勝利ばかりではない。ペルシア戦線では敗北も経験し、後半のイタリア遠征では十分な兵力や補給を得られず苦戦した。562年には陰謀への関与を疑われて失脚したものの、ほどなく赦免され、宮廷での地位も回復している。後世に広まった「皇帝に目を潰され、乞食となって街角で施しを求めた」という有名な話は、史実ではなく後世に育った伝説である。

ゲーム内の説明にある「晩年は不遇だった」は、失脚の時期だけを見れば外れてはいないものの、そのまま生涯の結末とすると少し暗く描きすぎている。また「ベリサリウスの宝剣」として本人の所有が確認された実在品も見つかっていない。剣は名将らしさを象徴するには分かりやすいが、この発見物は史実上の特定遺物というより、彼の軍歴を象徴化した品と受け取るのがよさそうだ。

この発見物を入手できるクエスト

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