発見物情報
- 発見場所ナント、ヨーロッパ北部
- 必要スキル探索 Lv1・美術 Lv1・オランダ語
- 冒険経験値65
- 発見時の報酬依頼斡旋書x2 (アイテム)
- 初回発見日2026年9月6日
- 最終確認日2026年9月6日
補足
原画はベルナールト・ファン・オルレイ。神聖ローマ帝国皇帝であるマクシミリアン1世の狩猟風景のタペストリー。12枚の連作物の七枚目で、9月と呼ばれる。縦4.5m、幅5.5mの巨大なものである。
考察
《マクシミリアンの狩猟》は、16世紀前半にブリュッセルで制作された12枚組のタペストリー連作で、各月の狩猟風景を描いた作品である。DOLで発見する「9月」は、その第7作にあたり、鹿が池へ逃げ込み、猟犬や狩人たちが追い詰める「水中追跡」の場面が描かれている。現在はルーヴル美術館に所蔵されている。
原画の構想にはベルナールト・ファン・オルレイが深く関わったとされ、現存する関連素描についても、彼自身またはその工房の制作と考えられている。背景にはブリュッセル近郊の実在する風景や建築が取り込まれ、単なる狩猟の記録ではなく、宮廷生活と土地の景観を壮大な装飾芸術へと仕立てた作品になっている。
興味深いのは、この連作が長く「マクシミリアンの狩猟」と呼ばれてきた一方、現在の研究では、実際には皇帝カール5世の周辺で構想された可能性が高いとされている点である。ルーヴルも、登場人物や内容から「カール5世の狩猟」と呼ぶ方が適切かもしれないと説明している。
『大航海時代 Online』では巨大なタペストリーの一枚として発見するが、実物をたどると、そこには狩猟そのものだけでなく、16世紀ハプスブルク宮廷の権力、風景、季節感まで織り込まれている。豪華な壁掛けの中に、当時の宮廷世界そのものを封じ込めた作品なのである。

