マビノギオン

『マビノギオン』を発見したゲーム画面

発見物情報

  • 発見場所ヨーロッパ北部、ロンドン
  • 必要スキル探索 Lv2・財宝鑑定 Lv4
  • 冒険経験値180
  • 初回発見日2026年10月2日
  • 最終確認日2026年10月2日

補足

ウェールズに古くからある伝承を一冊にまとめた写本。
古い神話を元にしたといわれる「マビノギ四枝」や、アーサー王伝説の原型とされる「アルスルの宮廷の三つのロマンス」などが収められている。

考察

『マビノギオン』は、中世ウェールズ語で伝えられた複数の物語をまとめて呼ぶ名称である。中心となる「マビノギ四枝」のほか、『キルッフとオルウェン』『オワイン』『ペレディル』『ゲライントとエニッド』など、アーサー王やその宮廷に関わる物語も含まれる。現在知られる物語群は一人の作者が一冊の本として書いたものではなく、異なる時期に成立した物語が、後世の写本の中でまとめて伝えられたものである。

重要な写本として、14世紀中頃の『リデルフの白書』と、14世紀末の『ヘルゲストの赤書』がある。『リデルフの白書』には、現在マビノギオンと呼ばれる物語の大部分について最古級の本文が残されている。物語そのものは写本より古く、文字に記録される以前には口承によって伝えられていた部分もあると考えられている。ウェールズ独自の伝承と、中世ヨーロッパの宮廷文学が重なって形成された物語世界といえる。

アーサーはこれらの物語にも登場するが、『マビノギオン』全体を後世のアーサー王伝説の単純な「原型」とするのは少し乱暴である。『キルッフとオルウェン』のように非常に古いアーサー像を伝える作品がある一方、『オワイン』『ペレディル』『ゲライント』には大陸の騎士道物語との強い共通性も見られる。ウェールズの伝承がアーサー王文学の形成に重要だったことは確かだが、一方向に発展したというより、複数の伝承と文学が行き交った結果として見る方が実態に近い。

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