ビスケー湾南岸で上陸 南のほう

補足
先史時代に描かれた壁画。洞窟や古墳内部に見られる。動物や人などを描いたものが多く当時の生活がうかがい知れる。
考察
先史時代の壁画は、洞窟や岩陰などに描かれた人類最古級の美術表現の一つである。ヨーロッパでは後期旧石器時代に多数の洞窟壁画が制作され、フランスのラスコーやショーヴェ、スペインのアルタミラなどがよく知られている。描かれる題材は馬、バイソン、シカ、マンモス、サイなどの動物が中心で、人の姿や手形、幾何学的な記号も見られる。
これらの壁画は単なる日常生活の記録とは限らない。ラスコーでは動物像が圧倒的に多く、食料として重要だった動物と描かれる動物が必ずしも一致しない。ショーヴェでもライオン、サイ、クマなど危険な動物が多く描かれており、狩猟記録だけでは説明しにくい。儀礼や信仰、物語、社会的な記憶など、複数の意味が込められていた可能性が考えられている。
ゲーム内の説明にある「動物や人などを描いたものが多く、当時の生活がうかがい知れる」という表現は大筋では妥当だが、少し単純化されている。壁画から分かるのは生活様式そのものだけでなく、当時の人々が動物や世界をどのように見ていたかという象徴的な側面でもある。また「洞窟や古墳内部に見られる」と一括りにするより、先史時代の壁画としては洞窟壁画や岩壁画を中心に捉える方が自然である。
