トルコ西岸で上陸 南西にある巨大枯れ木の近く

発見物情報
補足
馬を扱うための道具類である。くつわやあぶみ、鞍が発明されるまで、馬はもっぱら荷役や農耕、馬車用に使われていた。
考察
古代の馬具には、手綱やくつわ、鞍に相当する乗馬具など、馬を制御したり人が騎乗したりするためのさまざまな道具が含まれる。くつわはかなり早い段階から使われ、紀元前3世紀のアナトリアやトラキア系の実物も残っている。馬の口に金属製のビットを入れ、手綱で方向や速度を調整する仕組みは、古代世界ですでに高度に発達していた。
ただし、ゲーム内の説明にある「くつわやあぶみ、鞍が発明されるまで、馬はもっぱら荷役や農耕、馬車用に使われていた」という部分は修正したい。古代ギリシャでは紀元前4世紀のクセノフォンが騎乗法を詳しく記しており、当時の騎兵は鐙を使わず、鞍も現代のような骨組みを持つものではなく、裸馬や簡単な敷物に近い装備で馬に乗っていた。それでも騎兵として十分に運用されているため、鞍や鐙の登場を待って初めて乗馬が可能になったわけではない。
とくに鐙は登場がかなり遅い。確実な考古資料は東アジアの4世紀頃から見られ、東ローマ軍への導入も6世紀後半とされる。木製の骨組みを持つ本格的な鞍も、東アジアでは4~5世紀の例が初期資料として重要視されている。古代の馬具は一度に完成した発明ではなく、くつわ、敷物、鞍、鐙と段階的に改良されていった。その積み重ねが、騎兵の安定性や長距離移動、騎乗戦闘を大きく変えていったのである。
