船形器

『船形器』を発見したゲーム画面

発見物情報

  • 発見場所ボルドー、ヨーロッパ北部
  • 必要スキル探索 Lv1・美術 Lv2・フランス語
  • 冒険経験値115
  • 発見時の報酬依頼斡旋書x3 (アイテム)
  • 初回発見日2026年9月5日
  • 最終確認日2026年9月5日

補足

ラピスラズリを削りだして作った器に、金やエマイユで装飾した調度品。石の削り出しはイタリアでなされたものだが、金属部分は何度も手直しされているようだ。

考察

船形器は、ルーヴル美術館に所蔵される「ラピスラズリのネフ」に近い作品と考えられる。ネフとは船や舟を思わせる形に仕立てた豪華な卓上調度で、中世末から近世にかけて王侯貴族の食卓や宝物庫を飾った。ルーヴルの作品は細長い貝殻状のラピスラズリを本体とし、金や銀鍍金、色鮮やかなエマイユ装飾を組み合わせている。石の加工は16世紀のイタリアまたはフランスとされ、現存する金属製の台座や装飾は17世紀後半、パリで加えられたものとみられている。

ラピスラズリは鮮やかな群青色と金色の黄鉄鉱を含む外観から、古来きわめて珍重された石である。ルネサンス期にはミラノやフィレンツェで硬石加工が高度に発達し、王侯の収集室にはラピスラズリを削り出した器が数多く集められた。こうした器は、石そのものの価値だけでなく、後世に台座や金具を付け替え、さらに豪華に仕立て直されることも珍しくなかった。実際、同時代の類例でも本体と金属装飾の制作時期が異なる作品が確認されている。

『大航海時代 Online』の説明にある「石の削り出しはイタリア」「金属部分は何度も手直し」という点は、こうした実物の来歴とよく重なる。ひとつの工房で完成した作品というより、時代ごとの趣味や所有者の好みに合わせて姿を変えながら受け継がれてきたこと自体が、この調度品の価値を物語っている。

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