銅の手桶

『銅の手桶』を発見したゲーム画面

発見物情報

  • 発見場所サンクトペテルブルク、ヨーロッパ北部
  • 必要スキル探索 Lv6・美術 Lv8・開錠 Lv6
  • 冒険経験値820
  • 発見時の報酬依頼斡旋書 x3 (アイテム)
  • 初回発見日2026年9月6日
  • 最終確認日2026年9月6日

補足

12世紀頃に作製されたらしい銅製の桶。 この桶が作製されたであろう地域の名前と、年代が刻まれているが持ち主は不明だ。

考察

銅の手桶は、12世紀のホラーサーン地方で発達したイスラーム金属工芸を思わせる作品である。この時代、現在のイラン東部からアフガニスタン西部にかけては金属器制作の重要な中心地となり、とくにヘラート周辺では青銅や真鍮の器に銀・銅などを象嵌し、文字や人物、動物、植物文様を精緻に刻む技法が高度に発達した。現存品の中には制作地や年代を銘文で特定できる例があり、12世紀後半のヘラートはこの種の豪華な金属器を生み出した代表的な地域として知られている。

こうした手桶や水桶は、浴場や洗浄、給水といった日常用途と結びつく一方、装飾性の高いものは実用品というより富や教養を示す調度品として扱われた可能性もある。器面に刻まれるアラビア語やペルシア語の銘文には、所有者の幸福や繁栄を願う定型句が多く、所有者名まで記されない作品も珍しくない。実際、12世紀イランの桶形金属器には、匿名の所有者へ祝福を送る銘文だけを持つ例も残されている。

『大航海時代 Online』では、制作地域と年代だけが刻まれ、持ち主は分からない品として登場する。華やかな装飾や明確な銘文を残しながら、誰が使ったのかまでは伝わらないという状況は、中世工芸品の実際の伝来にもよくある。器そのものが、失われた持ち主の存在を静かに想像させる発見物である。

この発見物を入手できるクエスト

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