デュランダルを追いかけて

デュランダルの一連のクエストを終えてみると、思っていたよりずっと長い旅だった。
最初はローランという騎士の話を追いかけていただけなのに、気がつけば『ローランの歌』、聖騎士の剣、角笛、子どもたちの話までつながっていた。

ひとつの英雄から、ずいぶん遠くまで来た。

ローランは実在した人物だけど、今残っているイメージの大半は後世の物語の中で作られたものだ。
デュランダルもオリファンも、その伝説を象徴する道具として残っていく。

ゲームの中では、それを本当に探しに行く。
史実では確認できないものでも、各地を回って話を集めて、最後には「発見物」として手に入る。

このあたりが『大航海時代 Online』らしいと思う。
歴史と伝説の境目が少し曖昧なまま、それでもちゃんと旅になる。

途中には、ローラン本人とは直接関係なさそうな子どもたちの話も入ってくる。
最初は「なんでここでこの話なんだろう」と思ったけれど、オリヴィエやローランへの憧れが、何百年も後の人たちにまで残っていると考えると、これはこれで悪くない。

英雄そのものより、英雄を覚えている人たちの話なのかもしれない。

史実だけを追えば、ローランについて分かることはほんの少ししかない。
でも伝説は剣や角笛を持たせ、友や敵を与え、最後には理想の騎士にまで育てていった。

今回のクエストシリーズをやって、いちばん面白かったのはそこだった。
本当にあったことと、後から語られたこと。その両方が重なって、ひとりの人物が長く残っていく。

デュランダルを見つけたというより、ローランという伝説がどう残ってきたのかを追いかけた感じだった。

撮影は自宅にて。

目次