クエストシリーズ「デュランダル」#2
クエスト情報
依頼文
騎士ローランについてのおおまかな情報は集まったようだな。
引き続き、ローランの生涯を探ってみてくれ。
この前話を聞いてきた人たちなら、もっとくわしい話を知っているかもしれないな。それじゃ頼んだぞ。
ゲーム内の依頼文より
進行ルート
ヒホン|船乗り
情報を入手
ボルドー|酒場マスター
情報を入手
ボルドー|交易商
情報を入手
ボルドー|船乗り
情報を入手
考察
『ローランの歌』は、11世紀末ごろに成立したと考えられるフランス最古級の武勲詩である。題材となったのは778年、カール大帝のスペイン遠征からの帰路で起きたロンスヴォーの戦いだった。史実では、ピレネー山中を進むフランク軍の後衛がバスク人の奇襲を受けて壊滅し、その戦死者の一人として「ブルターニュ辺境伯ローラン」の名が記録されている。
しかし、物語ではこの小規模な敗戦が壮大な英雄譚へと作り替えられている。敵はバスク人ではなくイスラム勢力の大軍となり、ローランはカール大帝の甥で十二勇士の中心人物として描かれる。義父ガヌロンの裏切り、親友オリヴィエとの友情、援軍を呼ぶ角笛オリファン、そして最後まで退かず戦うローランの死など、史実には確認できない多くの要素が加えられた。
現存する最古の写本は12世紀初頭のオックスフォード写本で、作品そのものは1100年前後に成立したと考えられている。実際の778年の事件から300年以上を経ているため、『ローランの歌』は史書というより、中世の人々が理想とした騎士の忠誠、勇気、信仰を映した文学作品として見るべきだろう。史実では地方軍司令官の一人だったローランが、物語の中で「騎士の中の騎士」と呼ぶにふさわしい英雄へ変わっていった過程そのものが、この作品の大きな面白さである。

