聖騎士の剣

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クエストシリーズ「デュランダル」#3

クエスト情報

依頼文

あんた、前に「ローランの歌」について調べていたよな? ローランの話はあれからどうなったんだ?
ローランは剣を抱いたまま、息絶えているのを王に発見されたってことは、剣は王が持ち帰ったのかね? 探れば何か出てくるかもな。

ゲーム内の依頼文より

進行ルート


ボルドー|住人
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ナント|身なりのいい若者
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ナント|王女マルグリット
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シラクサ|ジェーム王子
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ボルドー|船乗り
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考察
『ローランの歌』の面白さは、778年の小さな軍事的敗北が、数百年を経て「理想の騎士が殉じる物語」へ作り替えられたところにある。史実では、カール大帝のスペイン遠征から撤退するフランク軍の後衛がピレネー山中で襲撃され、その戦死者の一人としてブルターニュ辺境伯ローランの名が記録されるだけである。敵も物語のようなイスラム勢力ではなく、アインハルトの記録ではガスコーニュ人とされている。

ところが11世紀末ごろ成立した『ローランの歌』では、事件の意味そのものが変わる。ローランはカール大帝の甥で十二勇士を代表する英雄となり、圧倒的な敵軍を前にしても退かない。親友オリヴィエが早く角笛オリファンを吹いて援軍を求めるよう勧めても、ローランは名誉を失うことを恐れて拒み、その決断が味方の壊滅につながる。彼の勇気は称賛される一方、その過剰な誇りも悲劇の原因として描かれており、単純な無敵の英雄ではない。

さらに重要なのは、この物語が成立した時代である。778年から300年以上が過ぎ、ヨーロッパでは騎士階層や封建的な忠誠観が発達し、十字軍の時代を迎えつつあった。作品では主君への忠誠、家門の名誉、キリスト教信仰、異教徒との戦い、裏切りへの報復が強く結びついている。つまり『ローランの歌』はカール大帝時代を忠実に再現した作品ではなく、11世紀前後の社会が理想とした戦士像を、過去の事件の上に重ねた物語なのである。

そのためローランを知るうえでは、「実在した人物」と「文学の英雄」を分ける必要がある。史実上のローランについて分かることはわずかだが、物語のローランは中世を通じて騎士の模範となり、デュランダルやオリファンといった象徴とともに伝説を広げていった。史実では一人の戦死者だった人物が、時代ごとの価値観をまといながら「騎士の中の騎士」へ変わっていった。その変化こそが、『ローランの歌』を歴史資料とは別の意味で重要な作品にしている。

物語の航路

#3聖騎士の剣このクエスト
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