クエストシリーズ「サルベージャ転職クエスト」#1
クエスト情報
- 依頼都市アテネ掲載されていない都市で受注できた方は、ぜひ教えてください。受注都市の情報を送る →
- 難易度★3
- 学問・種別考古学
- 前提発見物サンタ・マリア号
- 後続クエスト日々技術は進歩する
- 必要スキル視認 Lv5・ギリシャ語・スペイン語
- 冒険経験値72
- 最終確認日2026年10月26日
依頼文
聞いたぜ、あのサンタ・マリア号を引き上げたそうじゃないか。なかなか、いい腕をしてるな!――
そんなあんたに、マルティネンゴさんが頼みたいことがあるそうだ。やる気があるなら、依頼者にくわしい話を聞いてくれ。
ゲーム内の依頼文より
進行ルート

アテネ|技師マルティネンゴ(マルティネンゴ邸)
2回情報を入手。
セビリア|酒場マスター
情報を入手。
セビリア|初老の旅人(酒場)
3回情報を入手。
アテネ|技師マルティネンゴ(マルティネンゴ邸)
情報を入手してクリア。
考察
大航海時代には、すでに沈没船の引き揚げを専門とする人々が存在していた。航海中に失われた船には大砲や武器、貴重な積荷が残されており、それらを回収することは経済的にも軍事的にも重要だった。ただし、船体そのものを引き揚げる作業と、海底から積荷を回収する作業では、技術的な難しさが大きく異なっていた。
1545年、イングランドの軍艦メアリー・ローズ号が沈没すると、ヘンリー8世は船の回収を命じた。作業を任されたヴェネツィア出身の専門家たちは、船体の下に綱を通し、海上の大型船から引っ張り上げる方法を計画した。しかし、船体を動かすことはできず、引き揚げは失敗に終わった。その後も作業は続けられ、1547年には潜水者による大砲や武器の回収が行われている。
17世紀に入ると、潜水鐘を利用した作業が発展した。これは逆さにした鐘状の容器に空気を閉じ込め、水中で呼吸できる空間を確保する装置である。1628年に沈没したスウェーデンの軍艦ヴァーサ号では、1660年代に潜水鐘を使った大砲の回収が成功した。潜水者は冷たい海中で重い青銅製の大砲を取り外し、海上へ引き揚げたという。
こうした技術は決して万能ではなかった。潜水可能な時間は短く、視界の悪さや水圧、寒さが作業を妨げた。船体が泥に埋もれていれば、浮上させることはさらに難しくなる。
また、海底の財宝を求める仕事の裏側には、熟練した潜水者の労働があった。大西洋世界ではアフリカ出身の潜水者や奴隷化された人々も作業に従事し、沈没船から財貨を回収していた。
当時のサルベージは、失われた船を歴史資料として保存するための活動ではない。高価な大砲や積荷を取り戻し、再び利用するための実用的な仕事だった。沈没船を丸ごと引き揚げることは困難でも、海底に残された価値あるものを回収する技術と専門家は、確かに存在していたのである。
