トラデスカント エピソード(ザナドゥ)・インコ編相関図を見る
発見物情報
補足
全身を覆う濃い青色の羽毛、目の周りとくちばしの付け根の黄色い皮膚の配色が美しい。熱帯林の周縁部やヤシ林に生息し、ヤシの実を主食とする。
考察
スミレコンゴウインコは、南アメリカに生息する大型のインコで、学名は Anodorhynchus hyacinthinus。全身を覆う深い青色の羽毛と、目の周囲やくちばしの付け根に見える鮮やかな黄色が大きな特徴である。体長はおよそ1mに達し、飛べるインコの仲間では最大級とされる。長い尾まで含めた堂々とした姿は、遠くからでもひときわ目を引く。
主な生息地はブラジルを中心に、ボリビアやパラグアイにも及ぶ。密閉された熱帯雨林だけでなく、パンタナールのような湿地と草原、ヤシ林が入り混じる比較的開けた環境も利用する。食物はヤシの実など硬い種子が中心で、非常に大きく強力なくちばしを使って殻を割る。インコ類らしく、くちばしは食事だけでなく木を登る際の支えとしても役立つ。
その鮮やかな青色から観賞鳥としても強い人気を集めてきた一方、生息地の変化や捕獲などの影響を受けてきた。目立つ色彩と大きな体だけを見ると華やかな鳥だが、実際には特定のヤシ類や営巣環境との結びつきが強い。南米の湿地や疎林という環境そのものと深く結びついて生きる鳥なのである。

