連続クエスト「鳥の羽が運ぶもの」#4 ルートA
発見物情報
補足
見る角度によって深い緑色や黒に変わる、光沢のある羽が特徴。紅色のくちばしと、白い斑模様の尾を持つ。グループで活動し、主に昆虫を食べる。
考察
「ヤツガシラ」という名前から、橙色の冠羽を持つ一般的なヤツガシラを思い浮かべると、ゲーム内の説明とはかなり印象が異なる。深い緑から黒へ変化して見える光沢のある羽、赤いくちばし、白斑のある長い尾、そして群れで行動するという特徴は、アフリカに分布するミドリモリヤツガシラの姿によく一致する。学名はPhoeniculus purpureusで、ヤツガシラとは近縁ながら別の科に属する鳥である。
羽は一見黒っぽいが、光を受ける角度によって緑や青紫の金属光沢を帯びる。長く湾曲した赤いくちばしを使い、木の幹や樹皮の隙間を探って昆虫やクモ、小型の脊椎動物などを捕らえる。数羽から十数羽ほどの群れで暮らす社会性の強い鳥で、仲間同士で鳴き交わしながら林やサバンナを移動する。長い尾の先端に入る白い模様も、飛翔時にはよく目立つ。
前のクエストで調べたカワセミとは、光の当たり方によって羽色の印象が変わるという点でつながっている。ただし今回は青い構造色を持つ水辺の鳥ではなく、樹上を群れで移動するまったく異なる鳥が対象になる。「違う色の同じ鳥」という題名は、見える色だけを手がかりに鳥を分類する難しさをうまく利用したものとも読める。調べるほど、見た目の似方と生物としての近さは必ずしも一致しないことが分かる発見物である。

