連続クエスト「マダガスカルの王者」#2 ルートC
発見物情報
補足
マダガスカル島最南端に位置する岬。そこに広がる砂丘は、島に生息する巨大生物が卵を孵(かえ)す場所として利用している。
考察
マダガスカル島の最南端に突き出すセントマリー岬は、現在ではカップ・サント・マリー、あるいはカップ・ヴォヒメナとも呼ばれる。島の南端という地理的な分かりやすさに加え、周辺には乾燥した景観と大規模な砂丘が広がり、航海上の目印としても印象に残りやすい場所である。現在は特別保護区となっており、マダガスカル固有の動植物が見られる地域として知られている。
ゲーム内説明にある「巨大生物が卵を孵す場所」という記述は、この地に残るエピオルニス類、いわゆる象鳥の痕跡を思わせる。象鳥はかつてマダガスカルに生息していた巨大な飛べない鳥で、現在は絶滅している。実際、セントマリー岬周辺の砂丘では象鳥の卵殻片が多数見つかっており、現在の保護区案内でもその存在が紹介されている。砂の中に残る巨大な卵の破片は、この島にかつて全く異なる動物相が存在していたことを伝えている。
ただし、現在見られる卵殻が、その場所で実際に産卵・孵化した個体のものかどうかは慎重に考える必要がある。風や砂の移動によって遺物が再配置されることもあるためである。それでも、島の最南端という地形と、絶滅した巨大鳥の痕跡が同じ場所に残ることは興味深い。航海者にとっての「道標」であると同時に、マダガスカルの失われた自然史を示す場所でもある。

