トラデスカント エピソード(ザナドゥ)・ドードー編相関図を見る
発見物情報
補足
モーリシャス諸島にしか生息しない、特殊な鳥である。ニワトリよりかなり大きく、翼は小さくて飛べない。足は太くてしっかりしているが、速く走ることはできない。島に捕食者がいないため、のんびりした鳥になったのだろう。
考察
ドードーはインド洋のモーリシャス島だけに生息していた大型の飛べない鳥で、現在では絶滅の象徴として広く知られている。見た目からガチョウなどにたとえられることもあったが、系統的にはハトの仲間で、近縁のロドリゲスドードー(ソリテア)とは別の種である。孤立した島で地上性の捕食者がほとんどいない環境に適応し、祖先が持っていた飛翔能力を失いながら大型化したと考えられている。
かつては、ずんぐりと太り、動きの鈍い鳥というイメージが強かった。しかしこれは17世紀の絵画や断片的な航海記録によって作られた部分が大きい。近年の骨格研究では、ドードーは従来描かれてきたほど肥満ではなく、比較的引き締まった体型で直立し、地上を活発に動けた可能性が高いとされる。推定体重も季節によって変化した可能性があり、ゲーム内説明の「速く走ることはできない」「のんびりした鳥」という部分は、現在の知見から見ると慎重に扱う必要がある。
オランダ人が1598年にモーリシャスへ到達して以降、ドードーはわずか数十年で姿を消した。人間による捕獲だけでなく、持ち込まれたブタ、ネズミ、ネコなどが卵や幼鳥を捕食したことも大きな要因と考えられている。最後の確実な目撃記録は1662年とされるが、絶滅年代には若干の幅がある。人を恐れず飛ぶこともできない島固有の鳥が、外来生物と人間活動によって短期間で失われたという事実こそ、ドードーが現在まで強く記憶されている最大の理由だろう。

